妙音講(読み)ミョウオンコウ

デジタル大辞泉 「妙音講」の意味・読み・例文・類語

みょうおん‐こう〔メウオン‐〕【妙音講】

妙音天を祭って供物を供え、琵琶びわなどを演奏した楽人たちの集会

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「妙音講」の意味・読み・例文・類語

みょうおん‐こう メウオン‥【妙音講】

〘名〙 妙音天をまつって、その像に供物を供え、琵琶などの音曲を手向ける音楽仲間の集会。昔、京都の西園寺家その他で催した。
体源鈔(1512)三「毎月十八日妙音講を行はる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の妙音講の言及

【盲人】より

…各仲間ごとに当道にならった由緒書や式目をもち,初心,中老,一老などの階級を定めた。年1度の妙音講(みようおんこう)の祭祀には巡業の取決めや不行跡者の処分も行った。盲僧も各地の寺社と結びついて盲僧頭の下に仲間を組織し,小頭・平僧(ひらそう)などの身分を分かち,妙音講に寄合檀那株の相続や紛争処理を議した。…

※「妙音講」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android