妻恋町(読み)つまごいちよう

日本歴史地名大系 「妻恋町」の解説

妻恋町
つまごいちよう

[現在地名]文京区湯島ゆしま三丁目

湯島三丁目の北東方、神田明神の裏手北方に位置する。妻恋坂の通りの北側に開けた片側町で、北は湯島三組ゆしまみくみ町、通りを挟んで南は幕臣黒田五左衛門の屋敷など、東は同酒井新三郎の屋敷、西は妻恋稲荷社境内。古く湯島郷に属したという。万治二年(一六五九)陸尺方七人の大縄拝領地になり、元禄九年(一六九六)拝領者から町屋取立てを願出て許され、町奉行支配となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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