始原合成(読み)しげんごうせい(その他表記)primordial synthesis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「始原合成」の意味・わかりやすい解説

始原合成
しげんごうせい
primordial synthesis

いわゆる生命の起原以前に,地球上には各種有機化合物が素材物質として蓄積したと考えられ,これらの有機物が原初無機物と考えられるもの,たとえばアンモニア炭酸ガス,一酸化炭素,水などから,原初地球上で合成されてきた反応経路を始原合成という。進化の全経過 (化学進化→生化学進化生物進化) についていえば,いわゆる化学進化の段階にあたる。地球の成立から,最初の微化石が見出される以前の時期なので,ほぼ 45億~35億年前の出来事である。当時の条件を想定した再現実験 simulation experimentsで,アミノ酸ヌクレオチドポルフィリン,アデノシン三リン酸その他,現在の生物にみられる構成物質の合成に成功しているが,最近の地球・惑星科学での知見は,必ずしもこのストーリーを支持していない。代りに,熱水噴出口付近における始原合成が真剣に検討されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む