姥が餅(読み)ウバガモチ

デジタル大辞泉 「姥が餅」の意味・読み・例文・類語

うば‐が‐もち【×姥が餅】

滋賀県草津市名物で、上に白砂糖をのせた指頭大のあんころ餅。近江おうみ国の郷代官であった六角義賢ろっかくよしかた幼児を託された乳母うば生計のために売りはじめたものという。

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デジタル大辞泉プラス 「姥が餅」の解説

姥が餅

滋賀県草津市の名物菓子。白餅小豆のこし餡で包み上部白餡をのせたもの。

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世界大百科事典(旧版)内の姥が餅の言及

【茶店】より

…初めは床几(しようぎ)の上に茶道具を置き,求めに応じて茶を点(た)てていたが,やがて菓子や酒食を供し,給仕女を置くような店ができて遊興的色彩を加え,多様な形態の茶屋を分化するようになった。街道筋の立場(たてば)茶屋や峠の茶店は旅行者の休憩施設として必須のもので,東海道草津宿の〈姥(うば)が餅〉や宇津谷(うつのや)峠の〈十団子(とおだんご)〉など,餅やだんごを名物とするところが多かった。京都の茶店は《雍州府志》(1682)によると,祇園社内の2軒の店と北野社門前の店に始まるとされ,〈二軒茶屋〉の名で知られた前者の〈祇園豆腐〉と後者の粟餅は,江戸初期すでに著名なものであった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」