姥沢新田
うばさわしんでん
[現在地名]塩沢町姥沢新田
長崎村の南、登川右岸にある。南は蟹沢新田、早川村枝村の清水。集落は清水道沿いと東方の山裾に台上がある。台上は姥沢と称し、清水口留番所の役人が開発した地で、清水に合併して集落名を改めたという(上田村郷土史)。文明一七年(一四八五)二月九日の長慶庵領年貢取帳(龍泉院文書)に「祖母沢ノ弥二郎」とみえる。正保国絵図に「姥沢村」とあり、高五石。承応二年(一六五三)の検地帳(上田村郷土史)によると、村高二八石三斗余のうち七斗は伊勢神領、二石七斗余は開発の功労者新田頭庄屋に与えられている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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