日本歴史地名大系 「姫村」の解説 姫村ひめむら 和歌山県:東牟婁郡古座町姫村[現在地名]古座町姫熊野街道大辺路沿いの海岸の集落で、伊串(いくし)村の東に位置する。南は熊野灘に面して大(おお)島(現西牟婁郡串本町)を望む。村名は村の真北にある重畳(かさね)山に鎮座する滝姫(たきひめ)神社(重山神社)によるといわれ、北隣に姫川(ひめがわ)村がある。慶長検地高目録によれば村高七九石余、小物成四合。古座組に属し、「続風土記」には家数四五、人数二〇二とある。慶安三年(一六五〇)の古座組在々郷組之覚(古座町教育委員会保管)によれば、浦組制度による動員体制として当村は家数一八、人数二一、舟二、馬三とされていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by