普及版 字通 「姻(漢字)」の読み・字形・画数・意味
姻
常用漢字 9画
[字訓] とつぐ・えんぐみ・みうち
[説文解字]
[その他]
[字形] 形声
声符は因(いん)。籀文(ちゆうぶん)は(えん)声。〔説文〕十二下に「壻の家なり。女の因る、故に姻と曰ふ。女に從ひ、因に從ふ。因は亦聲なり」という。〔伝通論〕に籀文の字がに従う意について、「は回水なり。女子に歸宗(里帰り)の義り。本をれざるなり」とする。因は因仍、重なりあう意で、歴世通婚の意であろう。〔爾雅、釈親〕に「の母、壻の母、相ひ謂ひて婚と爲す」とみえる。〔詩〕に「姻亞」「姻」の語がある。
[訓義]
1. 女のとつぎさき、とつぐ。
2. えんぐみ、みうち。
3. むこのいえ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕姻 トツギ・トツグ・シウトメ・コヒト 〔字鏡集〕姻・ トツキ・ムツヒキ・シフトメ
[熟語]
姻▶・姻亜▶・姻懿▶・姻縁▶・姻家▶・姻嫁▶・姻旧▶・姻眷▶・姻故▶・姻好▶・姻▶・姻親▶・姻臣▶・姻戚▶・姻族▶・姻属▶・姻類▶・姻連▶
[下接語]
下姻・嘉姻・外姻・旧姻・姻・昏姻・婚姻・初姻・親姻・戚姻・族姻・帝姻・締姻・良姻・連姻
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報