姻戚(読み)インセキ

デジタル大辞泉 「姻戚」の意味・読み・例文・類語

いん‐せき【姻戚】

婚姻によってできた、血のつながりのない親戚。→姻族
[類語]親戚親類親族姻族親等

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「姻戚」の意味・読み・例文・類語

いん‐せき【姻戚】

〘名〙 結婚によって親類関係となった者。姻族。縁家
続日本紀‐天平宝字八年(764)九月壬子「其余顕要之官莫姻戚」 〔後漢書‐皇后紀上・鄧皇后〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「姻戚」の読み・字形・画数・意味

【姻戚】いんせき

婚姻による親戚。〔後漢書、皇后上、和熹皇后紀〕車騎將軍等、~宗門廣大、姻戚少なからず。客姦猾、多く禁を干(をか)す。

字通「姻」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の姻戚の言及

【親類】より

…ある場合には細かな関係がたどれないほどの本分家をも親類のなかに包含しているのに対して,ある場合には親類として組織化する本分家を最近2~3代に分家したごく近い家々に限定している。(2)(3)は一般に姻戚とよばれる家々であって,この関係は個々の家によってその範囲が異なり,さらに親類関係締結の契機となった当事者(嫁や養子など)の死亡などによってその範囲が移動し,持続的固定的集団を形成しがたい世代限定的構造をもっている。姻戚は特定の範囲の家々に限定することによって親類としての機能をより発揮することが可能となるから,ある場合には第1イトコまで狭く限定することもあるが,一般的にいえばその範囲は自己を中心としてほぼ上下2世代である。…

※「姻戚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android