威力業務妨害罪(読み)いりょくぎょうむぼうがいざい

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

威力業務妨害罪

暴行や騒音を立てるなどして他人の意思を圧迫し、業務を妨げる行為。デモや労働組合の活動などに適用されることも多く、判例では、駅でデモ行進座り込みをした行為や、団体交渉の場でスクラムを組み交渉相手に質問に応じさせる行為も当たるとされた。「共謀罪」の対象となるのは団体で威力業務妨害行為を行う「組織的威力業務妨害罪」。

(2017-05-29 朝日新聞 朝刊 1社会)

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デジタル大辞泉の解説

いりょくぎょうむぼうがい‐ざい〔ヰリヨクゲフムバウガイ‐〕【威力業務妨害罪】

威力を用いて他人の業務を妨害する罪。刑法第234条が禁じ、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる。→偽計業務妨害罪
[補説]この場合の業務とは、営業・生産など職業として行う経済活動だけでなく、広く、人の反復的な社会活動一般を指す。

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世界大百科事典内の威力業務妨害罪の言及

【業務妨害罪】より

…なお,この方法で人の経済的信用を毀損(きそん)する行為も,業務妨害と同じく処罰される(信用毀損罪,同条)。(2)威力を用いること(威力業務妨害罪。234条)。…

※「威力業務妨害罪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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