普及版 字通 「嬋」の読み・字形・画数・意味
嬋
15画
[字訓] あでやか
[説文解字]
[字形] 形声
声符は單(単)(たん)。單に(せん)・禪(禅)(ぜん)の声がある。〔説文新附〕十二下に「嬋娟(せんけん)は態あるなり」とあり、また嬋媛(せんえん)ともいう。〔楚辞、離騒〕に「女(ぢよしゆ)の嬋なる」とあり、女は女巫。嘆き、訴える姿態などをいう。
[訓義]
1. あでやか、しなやか。
2. うちなびくさま、心引かれるさま。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕嬋 ヨシ・タヲヤカナル 〔字鏡集〕嬋 ヒソカナリ・タヲヤカナリ・ヨシ
[語系]
嬋(媛)zjian-hiuanは畳韻の連語。娟にはkiuanとiuanの二音がある。みな形況の語である。
[熟語]
嬋嫣▶・嬋媛▶・嬋▶・嬋娟▶・嬋連▶・嬋聯▶
[下接語]
婉嬋・修嬋
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報