嬌嗔(読み)キョウシン

デジタル大辞泉 「嬌嗔」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しん〔ケウ‐〕【××嗔】

[名](スル)女性がなまめかしく怒ること。また、その怒り。
「女は―してその男を打てり」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嬌嗔」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しんケウ‥【嬌嗔】

  1. 〘 名詞 〙 美人の怒り。佳人のなまめかしい怒り。また、そのように怒ること。
    1. [初出の実例]「恁(か)く嬌嗔(ケウシン)を発しては屹度可(い)いことはあるまい」(出典高野聖(1900)〈泉鏡花〉)
    2. [その他の文献]〔唐寅‐妬花歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android