子めく(読み)コメク

デジタル大辞泉 「子めく」の意味・読み・例文・類語

こ‐め・く【子めく】

[動カ四]
子供っぽく見える。
きぬ脱ぎ掛けたるやうだい、ささやかにいみじう―・いたり」〈堤・花桜をる少将
おうようで邪念がない。
「御心ざまのおいらかに―・きて」〈・薄雲〉

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精選版 日本国語大辞典 「子めく」の意味・読み・例文・類語

こ‐め・く【子めく】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「めく」は接尾語 ) 子どもらしく見える。子どもっぽく見える。おおようでおっとりしている。
    1. [初出の実例]「いと宿徳にものものしき物から、けだかくこめきて、御ぐしゆりかけたり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)

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