子母銭(読み)シボセン

デジタル大辞泉 「子母銭」の意味・読み・例文・類語

しぼ‐せん【子母銭】

青蚨せいふかげろう)の母と子の血を取ってそれぞれ別の銭に塗っておくと、一方の銭を使ってももう一方の銭を慕って飛び帰って来るという「捜神記」一三の故事から》ぜにのこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「子母銭」の意味・読み・例文・類語

しぼ‐せん【子母銭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「捜神記‐一三」の青蚨(せいふ)の、母と子の血を銭に塗るという故事から ) 銭(ぜに)異称。また、元利金。〔伊京集(室町)〕
    1. [初出の実例]「子母銭をさい布で日々に取りに来る」(出典:雑俳・柳多留‐一九(1784))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android