孕句(読み)はらみく

精選版 日本国語大辞典 「孕句」の意味・読み・例文・類語

はらみ‐く【孕句】

〘名〙
連歌俳諧などで、前もって作っておいた句。宿構(しゅっこう)。もちく。
※俳諧・紅梅千句(1655)五「無実北野を分かへる袖〈正章〉 当座をもはらみ句といふ連歌して〈安静〉」
② 転じて、以前からの考え。腹案
狂言記箕被(1700)「常々気に入らぬ女ぢゃとはらみ句に思うてゐたに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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