宿構(読み)しゅっこう

精選版 日本国語大辞典 「宿構」の意味・読み・例文・類語

しゅっ‐こうシュク‥【宿構】

  1. 〘 名詞 〙 詩文などを予めこしらえておくこと。また、その詩文。
    1. [初出の実例]「応響而和、甚於宿搆焉」(出典本朝文粋(1060頃)八・延喜以後詩序〈紀長谷雄〉)
    2. [その他の文献]〔魏志‐王粲伝〕

しゅく‐こう【宿構】

  1. 〘 名詞 〙しゅっこう(宿構)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「宿構」の読み・字形・画数・意味

【宿構】しゆくこう

前もって詩文を用意する。〔三国志、魏、王粲伝〕善くを屬(つく)り、筆を擧ぐれば(すなは)ちる。~時人常に以て宿と爲す。然れども正に復(ま)た覃思(たんし)(思いをこらす)するも、亦た加ふる能はざるなり。

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