日本歴史地名大系 「孝恩寺跡」の解説 孝恩寺跡こうおんじあと 石川県:七尾市池崎村孝恩寺跡[現在地名]七尾市池崎町池崎(いけざき)町の下手にあたる通称又右衛門屋敷(またえもんやしき)付近に所在したという(鹿島郡誌)。曹洞宗で、南北朝期に能登守護であった無道居士(姓氏不明)が松岸旨淵を開山として創建したと伝える(能登志徴)。戦国後期頃の八月二八日の孝恩寺存貞書状(永光寺文書)によれば、当寺の住持存貞が永光(ようこう)寺(現羽咋市)の山林伐採が禁止されたことを伝えている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by