神保氏(読み)じんぼうじ

世界大百科事典 第2版の解説

じんぼうじ【神保氏】

越中の中・近世武家。上野国多胡郡の出自で,惟宗(これむね)をとした。南北朝期に畠山氏に従って京都に上り,畠山基国の越中守護職就任にともなって越中にかかわる。1443年(嘉吉3)に神保国宗が守護代としてみえるのが越中での初見史料で,以後放生津を拠点として婦負(ねひ),射水(いみづ)2郡に勢威を張る。神保長誠(ながのぶ)は畠山政長執事として,畠山義就に対抗,67年(応仁1)京都上御霊社に兵して応仁・文明の乱の口火を切った。

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世界大百科事典内の神保氏の言及

【放生津】より

…越中へ入部した宗良(むねよし)親王もここを中心に活動したといわれ,また1352年(正平7∥文和1)南朝方として桃井(もものい)直常と越後の新田義宗の軍勢もここに集結,上洛を図っている。室町時代には守護畠山氏の被官神保氏が越中に入部,のちに守護代となり,放生津を本拠とした。しかし畠山氏の分裂抗争のため,1455年(康正1)家督を継いだ義就派の攻撃で,政長派の神保国宗が放生津城から撤退したこともある。…

※「神保氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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