季の詞(読み)きのことば

精選版 日本国語大辞典 「季の詞」の意味・読み・例文・類語

き【季】 の 詞(ことば)

  1. 連歌俳諧俳句で、季節感じを表わすために、その季節を示すものとして句によみこむ語。季語季題四季の詞。季。
    1. [初出の実例]「かちならば杖つき坂を落馬哉、といひけれども、季の言葉なし。雑の句といはんもあしからじ。ばせを」(出典:俳諧・笈日記(1695)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の季の詞の言及

【季題】より

…連歌,俳諧や近代俳句で,句に詠みこむ季節感をもつ特定の語を,古くは〈四季の詞〉〈季の詞〉などといったが,明治末年以後,俳句に用いる四季の詞について,季題という語が用いられて一般化した。季語が広く連歌,俳諧の付句に用いる四季の詞までを含んで用いられるのに対して,俳句(発句)の季語を意味することが多い。…

※「季の詞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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