学田農場(読み)がくでんのうじよう

日本歴史地名大系 「学田農場」の解説

学田農場
がくでんのうじよう

遠軽町地域の開拓の草分となった農場。現町域北東部、湧別ゆうべつ川とサナブチ川の合流点南方の湧別川流域の西方市街地一帯にあたる。明治二九年(一八九六)一月宮城県の押川方義は信太寿之らと北海道に学田農場を設け、その基本財産(小作料)をもって三〇年後にキリスト教主義の大学を創建する計画を立て、北海道同志教育会を設立した(遠軽町百年史)。そして湧別原野のうちサナブチ川以南野上のがみ駅逓まで四〇五万坪(一千三五〇町歩、二七〇戸分)の予定存置許可を受け(状況報文)、おもに新潟県・山形県から移民を募集した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android