学術情報流通(読み)がくじゅつじょうほうりゅうつう(英語表記)scholarly communication

図書館情報学用語辞典 第5版 「学術情報流通」の解説

学術情報流通

研究成果である学術雑誌論文や記事等の学術情報を研究者のコミュニティで共有するプロセス.学術情報の生産者としての著者は,その利用者としての読者でもあり,著者と読者が同じコミュニティの構成員であることも多い.学術情報流通のメディアは,学会協会誌等の会員誌が担っていた.従来,この会員誌は有料会費や購読費がかかり,かつ形態冊子であった.しかし近年になり,学術情報はオープンアクセス,電子ジャーナル機関リポジトリイープリントアーカイブを経由する量が急速に増加し,紙から電子へ,郵送からウェブへ,有料から無料へ移行が始まり,様相が変貌しつつある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android