学際研究(読み)がくさいけんきゅう(その他表記)interdisciplinary research

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「学際研究」の意味・わかりやすい解説

学際研究
がくさいけんきゅう
interdisciplinary research

境界領域研究ともいう。異なった学問領域に所属する研究者の協力により,隣接学問領域の境界にまたがる研究課題を解決するために研究開発を実施すること。産業社会が提起する問題が複雑多岐にわたりつつあるため,研究を要する課題,行政的対応を要する課題のなかには従来の専門分野ごとの研究では対応がむずかしいものが多数出現している。環境と住民要請を充足した地域開発計画をつくるためには都市工学,経済学,社会学,建築学,園芸学など多分野の専門家の協同作業が必要であり,また身体障害者の欲求に対応した商品を開発するためには医学,心理学,社会学などの専門家の協力を必要とする。学際研究の必要が在来の大学の専門分科別組織と対立し,またいわゆるシンク・タンクを生み出す背景ともなった。

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