宅番(読み)タクバン

デジタル大辞泉 「宅番」の意味・読み・例文・類語

たく‐ばん【宅番】

家の番人
江戸時代、罪を犯して蟄居ちっきょを命じられた者の居宅を、番士をつけて看視させたこと。また、その番士。

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精選版 日本国語大辞典 「宅番」の意味・読み・例文・類語

たく‐ばん【宅番】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 家の番人。
  3. 武士当番宿直をしないで、自宅に寝ること。
    1. [初出の実例]「やい喜助身は宅番に来はせぬぞ」(出典:雑俳・柳多留‐九八(1828))
  4. 江戸時代、罪を犯した家臣蟄居を申しつけ、番士をつけて、その家を看守させたこと。また、その番士。
    1. [初出の実例]「宅番は是はならぬともりをおき」(出典:雑俳・柳多留‐六(1771))

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