宇佐宮神領大鏡(宇佐大鏡)
うさぐうしんりようおおかがみ
一巻
成立 鎌倉時代初期(建久八年以降)
写本 到津家・東京大学史料編纂所・益永家・宮成家・小山田家など
解説 巻頭に「八幡宇佐宮 記録 御神領次第事」とあるように、宇佐宮の神領について成立順に書上げ、その後の経緯について記述を行う。編纂者は不明であるが、宇佐宮大宮司の可能性がある。内容は宇佐宮領を豊前・豊後・日向三国・七郡の御封田、一〇郷・三箇庄、本御庄一八箇所および国々散在常見名田に区別している。これによると神領は薩摩・大隅両国を除く九州七国に散在していた。到津本は国指定重要文化財で、鎌倉時代中期の筆にかかるとみられる。
活字本 大分県史料二四
宇佐宮神領大鏡(宇佐大鏡)
うさぐうしんりようおおかがみ
一巻
成立 鎌倉時代初期(建久八年以降)
写本 益永家・宮成家・小山田家・宇佐神宮・東京大学史料編纂所ほか
解説 頭書に「八幡宇佐宮 記録 御神領次第事」とあるように、宇佐宮領について成立順に書上げ、またその後の経緯について記す。宇佐宮大宮司による編纂か。宇佐宮神領を三国七郡御封・十箇郷三箇庄・本御庄十八箇所および国々散在常見名田に区別する。神領は大隅・薩摩両国を除く九州七ヵ国に散在していた。
活字本 大分県史料二四
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の宇佐宮神領大鏡の言及
【宇佐神宮】より
…現本殿は1863年(文久3)の竣工であるが古来の様式をよくとどめ,八幡造の本源とされ,国宝。若宮安置の五神座像,天復4年(904)在銘の銅鐘(新羅鐘),征西将軍宮懐良親王奉納の剣1振,《宇佐宮神領大鏡》(大宮司家蔵)はともに重要文化財。御許山頂(霊山寺跡)現境内地(合わせて約15万坪),および旧比咩神宮寺跡(宮迫)を含め史跡に指定されている。…
※「宇佐宮神領大鏡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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