宇屋川村(読み)うやがわむら

日本歴史地名大系 「宇屋川村」の解説

宇屋川村
うやがわむら

[現在地名]江津市敬川町うやがわちよう

日本海に臨み、東は神主かんぬし村、西は大崎おおさき鼻の突出部で波子はし村に連なる。村の中央を南から敬川が北流し日本海に注ぐ。敬川は中流以南は急流で峡谷を形成するが、下流部では沖積平野を造成し、河岸段丘面とともに良好な水田地帯となる。沿岸砂丘地帯には沿岸漁業盛行に伴い漁業集落が形成された。応永四年(一三九七)四月四日の契約状(仁井屋文書)に宇屋加村とみえ、村との村境を定めている。元和五年(一六一九)の古田領郷帳では宇屋賀村とあり、高三四四石余、年貢高は田方一五四石余・畑方二二石余。正保四年(一六四七)の郷帳では同高で、免五ツ四歩、村名は伊屋賀村とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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