宇川保(読み)うかわほ

日本歴史地名大系 「宇川保」の解説

宇川保
うかわほ

現丹後町の東部、宇川流域および宇川河口から東へ袖志そでし付近までの海岸部に比定される。

丹後国田数帳に、

<資料は省略されています>

とある。貞治二年(一三六三)九月二日付の丹後国に下された官宣旨(鹿王院文書)に「応任本寺例、免除伊勢太神宮役夫工米、御禊、大嘗会以下勅役、院役、并都鄙寺社所役、及国中段米、関米、恒例臨時大小公役等、永為天竜資聖禅寺雲居庵領、当国宇河庄半分地頭職并余戸里事」とみえるので、地頭雲居うんご寺は天龍てんりゆう(現京都市右京区)雲居庵であることがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android