日本歴史地名大系 「小脇村」の解説 小脇村こわきむら 三重県:尾鷲市小脇村[現在地名]尾鷲市小脇町輪内(わうち)湾の北西部、三木(みき)浦の北西にある。慶長六年(一六〇一)の検地帳(徳川林政史蔵)に「三木之内小脇村」と記され、家数二。「紀伊続風土記」に「三木里浦・長柄村等の脇にあれは小脇の名あり、山稼を生産とすれとも村領の山浅けれは処々に出稼をなすといふ」と記される。江戸時代初期に木本組に属する。天保一〇年(一八三九)頃家数一八(紀伊続風土記)。天明(一七八一―八九)から天保にかけて隣村の名柄(ながら)村が困窮し、村持山を売却した。 小脇村こわきむら 京都府:竹野郡丹後町小脇村[現在地名]丹後町小脇宇(う)川の中流右岸に位置する。周辺は山で覆われているが、わずかに宇川に沿う耕地が北に向かって開いている。中世宇川保の地。近世初期も宇川村の内であったが、寛文九年(一六六九)分離・高付された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by