宇治嘉太夫(読み)ウジカダユウ

デジタル大辞泉 「宇治嘉太夫」の意味・読み・例文・類語

うじ‐かだゆう〔うぢカダイフ〕【宇治嘉太夫】

宇治加賀掾かがのじょう初名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宇治嘉太夫」の解説

宇治嘉太夫(2代) うじ-かだゆう

?-? 江戸時代前期-中期浄瑠璃(じょうるり)太夫
宇治加賀掾(かがのじょう)の子。貞享(じょうきょう)のころから父の操り座に出演,のち脇語りをつとめた。宝永8年(1711)2代嘉太夫を襲名,伊勢島宮内(いせじま-くない)の名代(なだい)もついだ。京都出身。前名は宇治宮内。

宇治嘉太夫(初代) うじ-かだゆう

宇治加賀掾(うじ-かがのじょう)

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世界大百科事典(旧版)内の宇治嘉太夫の言及

【嘉太夫節】より

…古浄瑠璃の曲節。1675年(延宝3)京都に一座を興した宇治嘉太夫が始めた。嘉太夫は77年受領して宇治加賀掾となったので加賀節ともいわれた。…

【浄瑠璃】より

…その門下に松本治太夫がある。京で最も注目すべきは宇治嘉太夫(宇治加賀掾)で,天王寺五郎兵衛(後の義太夫)をワキに抱え,細かい節回し,情趣的余情をもつ新鮮な芸風を示した。歌舞伎の廓場を移入し,稽古用に八行大字丸本を刊行,語り物には近松作品も多くみられる。…

※「宇治嘉太夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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