宇治王(読み)うじおう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宇治王」の解説

宇治王 うじおう

?-? 奈良時代官吏
天平(てんぴょう)9年(737)内蔵頭(くらのかみ)となり,のち刑部大輔(ぎょうぶのたいふ),中務(なかつかさの)大輔などをつとめる。山背(やましろ)(京都府)の路上奈良下毛野(しもつけの)寺の僧諦鏡(たいきょう)らが無礼をはたらいたとして,うちはらったため,仏罰で病死したという。宇遅王ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android