デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「守良親王」の解説 守良親王 もりよししんのう ?-? 鎌倉-南北朝時代,亀山天皇の皇子。母は三条実任の娘。四品(しほん),兵部卿。のち出家し,法名は覚浄。五辻宮(いつつじのみや)(初代)とよばれた。「太平記」にみえる,正慶(しょうきょう)2=元弘(げんこう)3年(1333)北条仲時ら六波羅勢を全滅させた「先帝第五の宮」は守良親王とみられている。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の守良親王の言及 【五辻宮】より …京都市上京区五辻に殿宅があるのにちなむ。初代は亀山天皇の子守良親王で,出家し覚浄(覚静とも)と号し,1327年(嘉暦2)相伝した五辻屋地を持明院統の鎌倉宮将軍久明親王の子と思われる式部卿若宮(熙明親王か)に譲った。建武中興時には守良親王の子と思われる宗覚との間に相論があったが,南朝方の将として各地に転戦した守良親王方の没落に伴い,熙明親王の子孫が宮号を襲封した。… ※「守良親王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by