兵部卿(読み)ヒョウブキョウ

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「兵部卿」の意味・読み・例文・類語

ひょうぶ‐きょうヒャウブキャウ【兵部卿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 兵部省の長官。
    1. [初出の実例]「以従三位大伴宿禰安麻呂、為兵部卿」(出典:続日本紀‐大宝二年(702)六月庚申)
  3. 明治二年(一八六九)に置かれた兵部省の長官。省務を統轄した勅任官。同五年兵部省とともに廃止
  4. 香の名。匂い袋に入れる香料処方。また、それを入れた匂い袋。
    1. [初出の実例]「つやなどには〈略〉兵部卿(ヒャウブキャウ)、花の露をぬるもあり」(出典:仮名草子・都風俗鑑(1681)二)
  5. 薫物の名。
    1. [初出の実例]「身にへうぶきゃう袖に焼(たき)かけ」(出典:浮世草子好色一代男(1682)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android