守護町村
しゆごまちむら
[現在地名]高岡市守護町一―二丁目
小矢部川下流左岸、渡り村の東方に位置。一五世紀前半に成立した「義経記」巻七に如意渡の渡守が源義経一行に「是は越中の守護近きところ」と述べており、南北朝期に斯波氏が越中守護であった頃の守護所の名跡を伝えるとされる。村名はこの守護の居館があったことに由来する(越中志徴)。当地は小矢部川の舟運の便がよく、また氷見・伏木への往来道に沿っており交通の要衝であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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