日本歴史地名大系 「安吉保・安吉庄」の解説
安吉保・安吉庄
あきほ・あきのしよう
古代蒲生郡安吉郷(和名抄)の郷名を継承する保(庄園)で、現竜王町の北東部から近江八幡市南部一帯に比定される。摂関家(殿下渡領)は安吉保として、奈良興福寺は安吉庄として領有した。なお、ほかに永源寺(応永一七年七月二五日「足利義満御教書」永源寺文書)、伊勢神宮(年未詳八月一日「大宮司大中臣某下文」神宮文庫)なども安吉郷内に所領を有した。
藤氏長者領の一つ安吉保は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報