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安居・岩木窯跡群(読み)やつすい・いわきようせきぐん

日本歴史地名大系 「安居・岩木窯跡群」の解説

安居・岩木窯跡群
やつすい・いわきようせきぐん

[現在地名]福野町安居、西礪波郡福光町岩木

蟹谷かんだ丘陵の東斜面に開けた開析谷のうち互いに隣接する安居地内と岩木地内に分布する古代の窯跡群の総称。分布範囲は東西一・五キロ、南北二キロに及び、標高は七〇メートルから一一〇メートルにまたがる。窯跡は安居地区で一〇基、岩木地区で五基が確認されているが、未確認のものもあって総数は増えるものと予想される。一五基のなかにはこれまでに報告された安居地区の安居中野山やつすいなかのやま窯跡や岩木地区の瓶焼谷びんやきだに窯跡も含まれている。発掘調査された窯跡はなく、すべて採集資料である。採集須恵器には坏蓋・坏・台付長頸壺・短頸壺・把手付鉢・横瓶・甕などがあり、特徴的な遺物として岩木尻広谷いわきしりひろたに窯跡から肩部に篦描文字を刻んだ壺が採集されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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