安民(読み)あんみん

精選版 日本国語大辞典 「安民」の意味・読み・例文・類語

あん‐みん【安民】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人民が安心して生活できるようにすること。人心を安定させること。
    1. [初出の実例]「安民恵化方斉一。従此日新学古文」(出典:江吏部集(1010‐11頃)中・仲秋釈奠聴古文尚書)
    2. [その他の文献]〔書経‐皐陶謨〕
  3. あんざんし(案山子)
    1. [初出の実例]「田地に鳥獣を追には安民、これはわらにて人形を作りをく事なり」(出典:随筆・遠碧軒記(1675)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「安民」の読み・字形・画数・意味

【安民】あんみん

民の生活を安らかにする。〔書、皋陶(ああ)、人を知るに在り。民を安んずるに在り。

字通「安」の項目を見る

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