安江町(読み)やすえちよう

日本歴史地名大系 「安江町」の解説

安江町
やすえちよう

[現在地名]金沢市本町ほんまち一丁目・安江町・武蔵町むさしまち

城下北西部に位置し、武蔵辻の北西に続く両側町。元和元年(一六一五)袋畠ふくろばたけ村新開に関する前田利家書状(金沢古蹟志)宛名の一人に安江町市兵衛がみえ、寛永一四年(一六三七)の金沢惣町役付(「金沢市中旧記」加越能文庫)によると町役は七ツ。元禄九年(一六九六)には本町とされている(書上「片岡孫作筆録」同文庫)。文化八年(一八一一)の家数九三(うち儒医四)肝煎は茂兵衛、組合頭は能登屋権兵衛・佐賀野屋善兵衛。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android