安藤福太郎(読み)アンドウ フクタロウ

20世紀日本人名事典 「安藤福太郎」の解説

安藤 福太郎
アンドウ フクタロウ

明治・大正期の実業家



生年
文久4年1月(1864年)

没年
大正15(1926)年4月1日

出生地
信濃国(長野県)

経歴
明治18年上京して井筒屋香油店に務め、5年後には番頭に取り立てられる。のち某家の養子となり資本を得て化粧品店を営み、米国製歯磨き手本に歯磨きを開発し、象印の名で発売し成功する。その後、養家を去り独立して化粧品店の経営を続け、口中香錠カオール、香水オリヂナル、歯磨きエレファント、安福石鹼などが好評を博した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安藤福太郎」の解説

安藤福太郎 あんどう-ふくたろう

1864-1926 明治-大正時代の実業家。
文久4年1月生まれ。東京の香油店につとめたのち化粧品店をいとなみ,アメリカ製歯磨きを手本に歯磨きを開発し,象印の名で発売。口中香錠カオール,香水オリヂナル,安福石鹸(せっけん)なども好評を博した。大正15年4月1日死去。63歳。信濃(しなの)(長野県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android