安鎮(読み)アンチン

デジタル大辞泉 「安鎮」の意味・読み・例文・類語

あん‐ちん【安鎮】

国や家などが平穏無事であること。また、平穏にすること。
天下―の法をぞ行はれける」〈太平記一二

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精選版 日本国語大辞典 「安鎮」の意味・読み・例文・類語

あん‐ちん【安鎮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 国、家などが安らかにしずまること、また、安らかにしずめること。
    1. [初出の実例]「建東西両寺。近則左右二京之安鎮、遠又東西両国之衛護也」(出典東宝記(1352))
  3. ( ━する ) 神仏などを安置して、鎮めること。
    1. [初出の実例]「奉鎮三千一百三十二座之神体」(出典:延喜式神名帳頭註(1503頃))
  4. あんちんほう(安鎮法)
    1. [初出の実例]「寅卯両時被新造御堂安鎮、弁僧正定豪、修之」(出典:吾妻鏡‐嘉禎元年(1235)六月二九日)

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