栄養・生化学辞典 「安静時代謝量」の解説 安静時代謝量 安静時エネルギー消費,安静時エネルギー消費量,安静時代謝,安静時エネルギー代謝量,休息代謝量ともいう.基礎代謝量に特異動的作用によるエネルギー消費量,体温維持のための加算量を加えたエネルギー代謝量に相当する.温度によって影響を受けるが,通常は環境温度によって特別の発熱量のない熱的中性領域での量.基礎代謝量に代わる基礎的なエネルギー消費量の指標として近年採用されることが多くなっている安静時のエネルギー消費量で,従来の基礎代謝量より20%程度多い量とされている.第六次改定日本人の栄養所要量には,基本的にこの数値を採用しようとするが,混乱を回避するため,従来通り基礎代謝量を用いると断わっている. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報