日本歴史地名大系 「宗甫新田」の解説 宗甫新田そうほしんでん 千葉県:印西市宗甫新田[現在地名]印西市宗甫別所(べつしよ)村南東の丘陵上に位置。印西一六新田のうちで宗甫村とも記された。地名は新田開発の請負人の名に由来するという。延宝四年(一六七六)幕府代官伊奈忠利の管轄下、幕府直営牧小金(こがね)牧のうち印西牧内に開発され、開発の中心であった惣深(そうふけ)新田から野付村々に分譲されて成立した。幕府領。延宝四年の検地帳(堀江家文書)には印判郡印西領惣深新田之内宗甫組江渡新畑御検地帳とあり、検地役人は代官手代の持福八左衛門ら四名。反別は二二町五反余、うち屋敷地一反余を除きすべて下畑であった。名請人は名主の宗甫ら六名。印西一六新田のうち当新田だけが組名となっており、惣深の請方三組から分れて開墾されたといわれることに関連するものか。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by