定め無い(読み)サダメナイ

デジタル大辞泉 「定め無い」の意味・読み・例文・類語

さだめ‐な・い【定め無い】

[形][文]さだめな・し[ク]一定しない。無常である。「―・い世」
[類語]浮き世仮の世常なし諸行無常

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精選版 日本国語大辞典 「定め無い」の意味・読み・例文・類語

さだめ‐な・い【定無】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]さだめな・し 〘 形容詞ク活用 〙 物事が、いつどうなるかわからないさまである。物事が、一定しない。うつり変わりやすい。無常である。
    1. [初出の実例]「神無月ふりみふらずみ定なき時雨ぞ冬のはじめなりける〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)冬・四四五)
    2. 「定めなき契、日々の業因いかにつたなしと」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)市振)

定め無いの派生語

さだめな‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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