デジタル大辞泉 「諸行」の意味・読み・例文・類語 しょ‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【諸行】 仏語。1 因縁の和合によってつくられる、この世の一切の事物・現象。万有。万物。2 一切の善の行為。悟りに至るためのすべての善行。3 浄土教で、念仏以外のすべての修行。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「諸行」の意味・読み・例文・類語 しょ‐ぎょう‥ギャウ【諸行】 〘 名詞 〙 仏語。① 因縁の和合によって造られたいっさいのもの。この世のいっさいの現象。万有。万物。→諸行無常。[初出の実例]「応得者。謂諸行及別相知見」(出典:勝鬘経義疏(611)一乗章)「諸行は無常なりと観するを如法の大意とは申とこそは承しか」(出典:宝物集(1179頃))② いっさいの善の行為。悟りに至るためのすべての善行。③ 浄土教で、念仏以外のすべての修行。[初出の実例]「故知、念仏易故通二於一切一、諸行難故、不レ通二諸機一」(出典:選択本願念仏集(1198頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例