定事(読み)さだまりごと

精選版 日本国語大辞典 「定事」の意味・読み・例文・類語

さだまり‐ごと【定事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 決まっていること。
    1. [初出の実例]「酒をのめば必さだまりことにうたをうたい楽(がく)をしたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一六)
  3. 前世因縁運命宿命
    1. [初出の実例]「さてはさだまり事じゃあらふ、まへのおんながじゃうごで、めいわく致ていなせたれば、又只今のもさけがなる」(出典:虎明本狂言・因幡堂(室町末‐近世初))

さだめ‐ごと【定事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 定まっている事柄
  3. 定まった運命。前世の宿縁。宿命。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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