てい‐たい【定体】
- 〘 名詞 〙
- ① 安定した存在。一定の、さだまった形やきまり。
- [初出の実例]「本自此身無二定躰一、浮雲縁底慕二浮名一」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)五・閑中独吟〈藤原通憲〉)
- [その他の文献]〔搜神記‐三〕
- ② 西周(にしあまね)の用語で、長さ・幅・厚さという三次元の空間的広がりを持つ物体。立体。
- [初出の実例]「此 Geometry を分って二つとなし〈略〉一つを solid (定体)とす」(出典:百学連環(1870‐71頃)〈西周〉一)
- ③ 身体のこと。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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