定家煮(読み)テイカニ

デジタル大辞泉 「定家煮」の意味・読み・例文・類語

ていか‐に【定家煮】

たいなどの魚を塩と酒とで煮た料理

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精選版 日本国語大辞典 「定家煮」の意味・読み・例文・類語

ていか‐に【定家煮】

  1. 〘 名詞 〙 煮物名称。魚、特に鯛を塩と焼酎、または酒だけで調味して煮た潮煮をいう。
    1. [初出の実例]「拵方伝書〈略〉焼酎と焼塩にて味を付煮るを定家煮(テイカニ)といふなり」(出典料理通三編(1829))

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「定家煮」の解説

ていかに【定家煮】

塩と酒または焼酎(しょうちゅう)で魚を煮た料理。◇藤原定家が好んだためとも、「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ」という歌にちなんで名づけられたともいわれる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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