化学辞典 第2版 「定容気体温度計」の解説
定容気体温度計
テイヨウキタイオンドケイ
constant-volume gas thermometer
一定容積の容器に入れられた気体の圧力が,温度によってかわることを利用している.容積一定といっても容器は熱膨張で容積がかわり,気体の圧力によっても変化するものであるから,精密な測定では容積変化に対する補正が必要となる.金属容器とブルドン管圧力計とを金属の細管で接続した気体温度計は,再現性のよい適当な温度計がない極低温領域での温度測定に用いられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報