定方村(読み)さだかたむら

日本歴史地名大系 「定方村」の解説

定方村
さだかたむら

[現在地名]池田町定方

上荒谷かみあらたに村の南に位置し、集落魚見うおみ川の西岸にある。村名は慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図にみえ、高五八・九二九石と記される。元禄郷帳では九〇石余と増加するが、これは元和九年(一六二三)検地の不正分三一石余の村出分を含んでいた(年不詳「各間七ケ村太閤様検地并内検地高由来」冨田家文書)。享保六年(一七二一)の池田郷中村々明細帳の写(片山家蔵)によれば、反別五町一反余(田二町八反余・畠二町二反余)、家数一二(本百姓八・水呑四)、人数八二(男五二・女三〇)で、小物成として夫米・山手米・漆役・糠代・藁代があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android