定秀寺(読み)じようしゆうじ

日本歴史地名大系 「定秀寺」の解説

定秀寺
じようしゆうじ

[現在地名]松山市神田町

三津みつ町の西南部に位置し、もとの上大工かみだいく町に面する。山号は蓮華峰。浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来。寺伝によると、風早かざはや郡鹿島城(現北条市)城主河野通定は石山本願寺蓮如に傾信し、剃髪して同郡中西村に専立せんりゆう寺を創建。彼は蓮如と織田信長石山城をめぐって攻防戦を展開した時、子の通秀(一説に弟ともいう)を遣わして蓮如を後援した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android