デジタル大辞泉 「宜しなへ」の意味・読み・例文・類語 よろし‐なえ〔‐なへ〕【▽宜しなへ】 [副]《形容詞「よろし」の語幹+連語「なへ」から》ちょうどよいぐあいに。ふさわしく。「耳梨の青菅山あをすがやまは背面そともの大き御門に―神さび立てり」〈万・五二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「宜しなへ」の意味・読み・例文・類語 よろし‐なへ【宜なへ】 〘 副詞 〙 ( 形容詞「よろし」の語幹に助詞「なへ」の付いたもの ) いかにも好ましく。ちょうどよい具合に。まさにふさわしく。[初出の実例]「然れこそ 神の御代より 与呂之奈倍(ヨロシナヘ) 此の橘を 時じくの 香(かく)の木の実と 名づけけらしも」(出典:万葉集(8C後)一八・四一一一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例