宝幢寺古墳群(読み)ほうどうじこふんぐん

日本歴史地名大系 「宝幢寺古墳群」の解説

宝幢寺古墳群
ほうどうじこふんぐん

[現在地名]鳴門市大麻町池谷

鳴門市立大麻おおあさ中学校の西に接して、宝幢寺の裏山尾根から南の平地部に形成された前方後円墳一基と円墳二基から構成される古墳群。宝幢寺裏山の標高三〇メートルに位置する一号墳は全長四二メートルの柄鏡式の平面プランをもつ北向きの前方後円墳。前方部幅九メートル、後円部東西径一八メートル・南北径二一メートル、後円部高一・五メートルで前方部との比高一・七五メートル。内部主体・外表施設ともに不明であるが、後円部中央に建立された宝幢寺歴代の住職の墓塔に埋葬施設に用いられたと推定される結晶片岩板石が露出している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む