宝積寺村(読み)ほうしやくじむら

日本歴史地名大系 「宝積寺村」の解説

宝積寺村
ほうしやくじむら

[現在地名]高根沢町宝積寺・宝石台ほうせきだい光陽台こうようだい

中阿久津なかあくつ村の南、鬼怒川左岸に位置する。近世はおおむね宇都宮藩領。慶安郷帳では高六四七石余、田方四六九石余・畑方一七七石余。寛文三年(一六六三)検地帳によると田四三町五反余・畑一三八町三反余。元禄郷帳の高七九七石余。天保年間(一八三〇―四四)の家数五一(改革組合村)助郷は奥州街道白沢しらさわ宿(現河内郡河内町)に出役。正徳五年(一七一五)の徳川家康百回忌法要に際し、例幣使街道鹿沼宿に増助郷を命ぜられている(「鹿沼宿増助郷定」鹿沼市立図書館蔵)。天明五年(一七八五)阿久津村とともに河岸場でないのに筏組立てをしたと、鬼怒川通七河岸より訴えられている(「筏出入済口証文」坂本竜太文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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